40代後半から60代になると、再び、結婚式へのご招待が増えるということをご存知ですか?自分の子供もそうですが、甥や姪という親戚の子供達も結婚する年齢になるんですね。
花嫁・花婿の親ならば、礼装と決まっていて、父親はモーニング、母親は黒留袖。でも、親戚となるとどうすればいいのか悩むところです。手持ちの衣装がない場合、レンタルドレスを利用することになりますが、どんな衣装を借りればいいでしょう。実際に体験しましたので、ご報告します。
筆者は妹の息子の結婚式に出席することになり、色々と調べてみました。やはり、黒留袖を着ないとダメなのでしょうか?
結婚式のマナーについて調べてみると、新郎新婦の両親は正礼装、父親は洋装なら燕尾服に白ネクタイ、和装なら紋付袴、母親はイブニングドレス、黒留袖だそうです。では親戚はというと正装かもしくは準礼装。両親より控えめにということです。
最近はホテルのチャペルやガーデンの人前式など、結婚式のスタイルも様々です。筆者の場合は、結婚式は神社で、その後は家族でお食事会というスタイル。神社の結婚式の場合は、親族のみの出席なので、むしろきちんとした服装をしないと相手方に失礼になると思いました。
ここで気をつけたのは、主役の新郎新婦はもちろん、相手方のご両親、親戚の服装に合わせることです。合わせるといっても、和服なら和服ということではなく「格」のことだそうで、相手方が正礼装ならこちらもそれに合わせるということだとか。
着物は人生で数えるくらいしか着たことがない筆者にとっては頭が痛い問題でしたが、相手方のお母様と妹は洋装にするという連絡をもらって、思わず胸をなでおろしました。
でも、若いのならばドレスというと華やかなイメージのものが思い浮かびますが、中高年のドレスといわれてもピンときません。クラシックコンサートの舞台衣装にようでは派手すぎますし、イメージ的には、皇族の方々が行事の時に着ているようなロングドレスがきちんして見えそうです。
WEBで探してみることにしました。レンタル、いわゆる貸し衣装屋さんはたくさんあるのですが、中高年向きを扱っているのは意外に少ないですね。以前に見たことがあった(http://bridalfairsearch.jp/article/20180105/)を見つけたので、連絡してみました。
ネットのページでどんな服があるかは分かりますが、サイズをあわせるために予約をして、お店へ行きました。実際にサイズを直すことは無かったのですが、少なくても1ヶ月前くらいには試着を済ませておいたほうが良いそうです。
まず、結婚式のスタイルなど簡単な質問シートに書き込んで、好きな色やイメージをスタッフさんに伝えるといくつか候補を選んでくれます。まず、妹から先に選んでもらいました。スタッフさんの助言があったのですが、年の近い姉妹だと、どちらが新郎新婦の母親だかわからなくなることを避けることが必要だそうです。
妹は正礼装、ロングスカートと上着。筆者はロングのワンピース型ドレスとボレロにしました。
こちらの正礼装は、ツーピースの上に上着を着るスタイルで、サイズは上下で変えることもできて、丈を直したりする必要がないそうです。また、サイズも背中の紐で調節できるので体格がいい人でも大丈夫ですよ。
ワンピースはスッキリみえていいのですが、胸や腰回りが大きかったりするとサイズの選択肢が少なくなり、腰回りに合わせたら胸がゆるいというようなことになります。でも上着を着ればわからないので、筆者はワンピースにしました。また、試着は2着までがいいそうです。いくつも着てしまうと迷ってしまって決められなくなるとか。主役は新郎新婦だということを忘れないようにしたいですね。
普段から着慣れていない着物では、動きづらいし、当日挨拶などいろいろと、動くことを考えると洋装のほうが楽だと思います。相手方や地方によっては、どうしても黒留袖でないとNGということもあるでしょうが、特に制約がないのであれば洋装もいいのではないでしょうか。
料金は上下の服で合計3万円くらい。コサージュやネックレス、バックなどの小物類のレンタルもあり、私はコサージュも利用しました。式の前日に自宅もしくは式場など指定の場所に届けてくれて、返却も宅配便でOK。これは楽ですね。筆者は自宅に届けてもらい、当日は車移動だったので、自宅で着替えて出かけ、挙式終了後に着替えて食事会に参加しました。お店で保険に入れたので、多少汚しても大丈夫でしたが、念のために食事は、きれいめの普段着で参加しました。
チャペルやガーデン式の華やかな会場ならば、黒留袖よりもアフタヌーンドレスのほうが似合うと思いますし、何より動きが楽です。ご参考になりましたか?お母さんにも教えて上げてください。
<編集スタッフ I>