このほど「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」が発表され、記者発表会に参加しました。
この調査は、リクルート社のブライダルマーケットの調査機関「ブライダル総研」が毎年行っているもので、結婚式に関する費用や内訳など様々な項目を対象に、最新のトレンドを紹介するものです。
その結果、最近の傾向は挙式・披露宴・披露パーティーは「王道しっかり派」と「等身大ゆったり派」という2つに分かれていることが解り、その2つの傾向をテーマとして様々な事例の発表がありました。
この2つのグループ分けは、「挙式・披露宴・披露パーティーの演出を決定する際に心がけたことは?」という質問に対して、1)列席者を退屈させない、2)盛大な見栄えがする、3)感動的な挙式・披露宴・披露パーティーにする、という3つの項目のいずれかを選んだ人たちを「王道しっかり派」、いずれも選ばなかった人たちを「等身大ゆったり派」と分類しています。
2012年の調査結果では「王道しっかり派」(以下、王道派)が66.1%、「等身大ゆったり派」(以下、等身大派)が33.9%でしたが、2015年までは王道派が減少傾向、等身大派が増加傾向にあり、それ以降はほぼ横ばいで、2018年では王道派が53.8%、等身大派が46.2%と拮抗しています。
興味深い結果だったのは、王道派と等身大派の年齢ごとの分布についてです。どんな感じになると思われますか?
20代は王道派が多く、30代は等身大派が多いという特徴があるそうです。
ゼクシィ編集長によれば、20代は結婚式へのあこがれがあり、参列経験も少ないので、一般的な結婚式と比較しながら決めますが、30代になると、自分の価値観が確立してきて、参列経験も多くなり、一般的な結婚式との比較ではなく、自分の価値観をもとにスタイルを決めていくからと捉えられるそうです。
その他にも、最近のトレンドが多く発表されました。
中でも、以前に比べて変化したのは
●高砂席のような雛壇をやめて出席者と同じ高さのソファー等に座る……5組に1組
●持ち帰るのが大変な引出物を郵送にする……7.5組に1組
●ダブルリングセレモニーを行う(結婚指輪の交換後に婚約指輪を重ねてつける)……15組に1組
王道派も等身大派も結婚式に対する考え方や内容は異なっていても、ゲストに対するおもてなしの気持ちは共通しているようで、出席してくれるゲストの負担や楽しさを考えたアイデアが増えているそうです。
この他にも、ご祝儀を電子決済で支払うサービスや、環境に配慮してブーケを造花やドライフラワーにしたりするなど、結婚式は日々進化しているとのことです。
様々なデータがweb上に公開されているので、興味のある方は見てみてはいかがでしょうか。
※ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べより