結婚することになったとき、「結婚式婚式を挙げない」といういわゆる「ナシ婚」と呼ばれるものを希望するカップルが増えている、と言われます。果たしてそれは本当でしょうか? この記事ではナシ婚カップルの気になる事情を徹底的に解明します。「結婚式を挙げなかったことを後悔していないのかな?」という気になる疑問にもお答え!
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結婚式をしたくない人が増加中!?
10年前のカップルの挙式率は84%であるのに対し、直近5年以内のカップルの挙式率は73%というデータがあります(データ元)。結婚式をしたくないというナシ婚層が年々増えているのは間違いなさそうです。「女性なら誰もが夢を見る結婚式」という価値観は、当たり前ではなくなりつつあるのかも知れません。
なぜナシ婚が選ばれているの?
なぜ、ナシ婚層が増えているのでしょう? その理由をいくつかピックアップしてみました。次に挙げる7つのうち、どれかひとつがその理由である場合もあれば、複数の理由が絡み合ってナシ婚を決めるケースもあるようです。
①金銭面を考えて
結婚式をなぜしたくないのか、その理由の中で特に多かったのが「金銭面」でした。結婚式を挙げるためには莫大なお金が必要になります。その相場は約350万円……! 結婚式をしたくない人たちの多くは、結婚式にたくさんのお金を使うより、これから始まる新生活にそのお金を当てたいと思っています。
②恥ずかしいから
結婚式は花嫁が主役のイベントですよね。素敵なドレスを着て、体のラインや肌の調子を整えて、プロにヘアメイクをしてもらいゲストの前へと登場します。ゲストもそんな美しい花嫁にクギ付けです。そんな注目の的になることが耐えられないという理由で、結婚式をしたくない人もいます。
③呼びたい人がいない
結婚式はゲストがいてからこそ成り立つものです。しかし家庭環境が複雑、会社の人は呼びたくない、友達が少ない、などのさまざまな理由で呼ぶゲストがいない人もいます。ゲストがいなかったら、受付や祝辞をどうしようか悩んでしまいますし、余興などの演出も限られてしまいますね。そのため、ナシ婚を希望するのです。
④授かり婚のため
新しい命を授かった場合、自分の体や赤ちゃんの負担を考えてナシ婚になるというカップルも多いです。妊娠中は体調管理が何よりも大切ですし、無理をすると赤ちゃんにも負担がかかってしまいます。出産を終えてから結婚式を挙げる夫婦もたくさんいますが、育児をしながらの結婚式準備には労力が必要になります。それに、子育てにはお金も必要になってくるので、結婚式を挙げるお金は子どものために残しておきたいという理由も大きいようです。
⑤年齢を考えて
初婚の平均年齢が上がってきています。その年齢が上がるほど「もう結婚式するような年齢ではない」と、敬遠する傾向があるのだそう。まだまだ「結婚式は若い人がするもの」というイメージがあるようですね。そんな背景を受け、結婚式場はさまざまなスタイルの結婚式を提案したり、ドレスショップにも落ち着いたデザインのものが増えています。帰任っているカップルは、まずブライダルフェアに足を運んでみるのがオススメです。
⑥準備がめんどう
結婚式を執り行うには、半年から1年くらいかけて準備をしなければいけません。結婚式場の見学に行って会場を選び、結婚式の日取りを決めるまででもひと仕事。その後にはゲストの出席確認と招待状の準備、演出や衣装などの打ち合わせ、こだわりがあればあるほど準備の量も膨大になります。その準備がめんどうで結婚式をしたくないという人もいます。
⑦時間がない
晩婚化や女性の社会進出という時代の流れもあり、結婚を考える人の中には職場で活躍している女性も多いでしょう。責任ある立場になっていると、なかなか仕事以外に目が向けられなくなりますよね。そんな中、膨大な量になる結婚式の準備をする時間がないからと、結婚式を諦めてしまう人がいるのも現実です。
ナシ婚を選んだ人たちがしていること
ナシ婚層は増えていますが、結婚を人生の節目と捉えていることには違いありません。そのため、結婚式以外のイベントを行っているケースがたくさんあります。その内容について、具体的にご紹介します。
①身内だけでの食事会
大々的に結婚式はしたくないけれど、これから夫婦でがんばっていくという決意表明をしたいし、両親や親族に感謝の気持ちを伝えたい……というカップルはたくさんいます。そういうカップルは身内だけの食事会を開き、けじめをつけているのです。ホテルの結婚式プランは、こうした少人数の食事会にも対応してくれるので、ブライダルフェアをチェックしてみるのがよいでしょう。
②結婚指輪の購入
これから夫婦ふたりで人生を共に歩んでいくという証の結婚指輪は、結婚式をしたくないナシ婚カップルももちろん購入しています。結婚式をしないかわりに、浮いた予算を少し結婚指輪に回して、予定よりもワンランク上のブランドで購入を決めるカップルも。一生持ち続ける指輪は、自分たちが納得できるものをしっかり選んでいるようです。
③SNSでの報告
ナシ婚カップルは、周囲の人へ報告するチャンスがないとも言えます。仲が良い友達にはすぐに報告できるかも知れませんが、あまり会うことのない友達まで「わざわざ連絡するのも……」と躊躇してしまいますよね。そのため、SNSで友達みんなに向けて報告をするカップルが増えているのです。SNSを使えば、「誰に報告すればいいのかな……!?」と頭を抱えずに済むのも好ポイントのよう。
④フォトウェディング
ナシ婚を選んだとはいえ、何か思い出に残ることはしたい……。そんなカップルは、記念にフォトウェディングで写真を残しています。フォトウェディングは、お得なパックプランなどを選ぶと費用を10万円以下に費用を抑えることもできるのです。フォトスタジオだけでなく、結婚式場でも撮影だけを行ってくれることがほとんどですから、お気に入りの会場を探してみてください。
⑤新婚旅行
結婚をすると、会社で特別休暇をもらえるところも数多くあります。なかなか夫婦で連休をもらえる機会ってありませんよね。そのためナシ婚カップルは、その休暇で新婚旅行を満喫する人が多いようです。こちらも結婚指輪同様に、旅行プランをアップグレードして楽しむケースがほとんどと言われます。
ナシ婚を選んで、後悔してない?
ナシ婚のつもりでいるけれど……後から「やっぱりしておけば良かったな」と後悔したりしないのかな? そう不安に感じている人もいるでしょう。一生に一度のことなのですから、迷ってしまうのは当然のこと。しかし、あるアンケートでは結婚式を挙げなかったカップルのうちの約70%が「後悔していない」とのことでした!(データ元)
ナシ婚層の多くのカップルが後悔をせず、順調に結婚生活を過ごしているようです。
まとめ
「結婚したら、結婚式を挙げる」という固定概念が崩れてきた現代。結婚の中にさまざまなスタイルがあり、選択肢が広がるということは、夫婦の個性を尊重することにもつながるはず。それぞれに合った結婚のカタチを見つけられるといいですよね♡