結婚式の準備を進めていくと、「BGMセットリストをつくる」という作業があります。
このBGMセットリストを作るという作業、楽しさもある反面、実は大変さもあるんです。
そこで、結婚式BGMの基礎知識と自分で選曲するメリットデメリット、現在の人気曲についてご紹介します。
「BGMって自分で決めるの?」と思う人もいるかもしれません。実は、結婚式BGMの選曲スタイルは結婚式場によって異なります。
●基本的にどのシーンでも、新郎新婦の好きな曲を使ってOK
●入場シーンやケーキカットなどのポイントで、好きな曲を使ってOK
●結婚式場の雰囲気に合わせて、できるだけ式場おすすめの曲を使ってほしい
と大きく3パターンに分かれます。結婚式場によって方針が大きく変わるので、早めに、できればブライダルフェアの時点で確認しておくことをオススメします。
結婚式のBGMを選べるメリットは、やはり好きな曲を選べるということ。
音楽はシーンを盛り上げてくれたり、感動を誘ったり、素晴らしい効果があります。それを自分たちらしく組み立てられるというのは、オリジナリティも加えられていいですね。
また、新郎新婦の好きな曲をBGMとして流せるのはもちろんのこと、親御さんの好きな曲や学生時代の友人との懐かしい思い出の曲などを組み込むと、ゲストに喜ばれる演出となります。
自分でBGMを選べるというのは、実はデメリットもあります。それは、選曲作業がなかなか大変だということ。
すべて新郎新婦で選ぶとなると、歓談時間などのBGMも入れて30曲近くになります。曲を選ぶことから始まり、どの順番で流すかというセットリストを作成し、音響スタッフに指示をしなければなりません。他の準備もある中、BGMの選曲は結構大変な作業となります。
もし、自分たちでBGMの選曲をするのが難しいという場合は、結婚式場側で会場にピッタリのセットリストを準備しているはず。無理せず、そのBGMを使いたいとお願いするといいでしょう。
では、自分でBGMを選曲している新郎新婦は、どんな曲を選んでいるのでしょうか?
日本で唯一の、ブライダルで正しく利用ができる市販楽曲のリストを公開している一般社団法人音楽特定利用促進機構(以下、ISUM)のサイト内では、結婚式のBGMとして利用申請された楽曲の週間ランキングが発表されています。(こちら)
2018年10月31日~11月6日の一週間でのBGMランキング、トップ10をご紹介します!
第1位 愛をこめて花束を / Superfly
第2位 ハピネス / AI
第3位 にじいろ / 絢香
第4位 ベイビー・アイラブユー / シェネル
第5位 バンザイ~好きでよかった~ / ウルフルズ
第6位 恋 / 星野源
第7位 気まぐれロマンティック / いきものがかり
第8位 永遠 / BENI
第9位 ありがとう / いきものがかり
第10位 トリセツ / 西野カナ
直近のトップ10は上記の結果でした。どの曲も、結婚式の感動シーンを彩る名曲ですよね。
第3位の「にじいろ」は2014年放送のNHK連続テレビ小説「花子とアン」の主題歌、第9位の「ありがとう」は2010年のNHK連続ドラマ小説「ゲゲゲの女房」の主題歌だったこともあり、どの世代のゲストが聞いても知っているというのが人気の理由の一つです。
また、ドラマやCMなどに使用されていた楽曲が多く、「恋」や「トリセツ」など比較的新しい楽曲でも社会現象も巻き起こしたような有名曲がそろっています。
このように、結婚式のBGMは「ふたりの好きな曲・思い出の曲」「ゲストの気分を盛り上げてくれる曲」、この2軸で決めるのがオススメです!
ちなみに、年間の人気ランキングもこちらで発表されています。
ISUMのサイトでは、プロフィールムービーやエンドロールなどのシーン別の楽曲ランキングも毎週発表しています。視聴もできるので、定期的にチェックしてお気に入りの曲を見つけてくださいね。(サイトはこちら)
▼関連記事▼
結婚式 BGM のセットリスト作成!失敗しない選曲方法・確認ポイントは?
結婚式BGMの基礎知識をご紹介しました!BGMにこだわりたい、BGMのことが気になるという人は、ブライダルフェアに参加した時に「BGMの選曲は自分でできますか?」と聞いてみるといいでしょう。
好きな曲を選ぶことができるのは嬉しいことかもしれませんが、すべて自分で選曲をするとなると、大変なこともあるので、式場やプランナーさんと早めに相談しながら進めましょう。
ただ、音楽は結婚式の大切な一部分。人気曲ランキングを参考にしながら、素敵なBGMを選んでくださいね!
ランキング引用:ISUMサイト「週間申請ランキング」より
一般社団法人音楽特定利用促進機構(ISUM)
結婚式や披露宴で流すBGMおよび、プロフィールムービーやエンドロールなどに利用される楽曲には著作権があります。ISUMでは、ブライダルシーンにおいて市販CD音源を複製利用する際に必要な著作権・著作隣接権の使用申請と使用料の支払処理をオンライン上で簡単にできるシステムを提供しています。