新婦側のゲストが多い結婚式も、実際にたくさんあります。結婚式を挙げるおふたりが、そのことを気にするかどうか、が一番のポイントです。新郎側が「新婦のゲストが多くても、問題ない」と思っているのなら、それでもよいのです。ただ親御様が気になさる場合も多いので、事前に説明しておくのがよいでしょう。おふたりのための結婚式ではありますが、最も身近な存在である親御様に、気持ちよく祝福してもらえるように準備しておくことは大切です
ただし、気を使わなければいけないこともあります。例えば、招待した同僚がSNSに投稿した写真よって「自分は招待されなかった」と感じる人が出てくること。実際、それによって後々職場で気を使うはめになった新郎新婦もいるんです。この人を招待したら、それに紐づく人たちがどう感じるかを想像してみましょう。
結婚式の日取りが決定した段階で、新郎が友人に「○月×日に結婚式するから来て」と、飲み会などの席で口頭で伝えます。それを聞いたご友人たちは、携帯のカレンダーなどにその場で予定をメモ。実際には招待状を発送しなかった人がその場にいた場合、結婚式が近づくにつれ当日のことが気になり、他のお友達に「結婚式、どこで何時からだっけ?」と聞くことで詳細を入手。そのまま当日になってしまう……という流れです。加えて、事前準備(服装やヘアセットなど)が少なく、結婚式の直前まで当日の詳細を気にしないこと。当日の詳細を自分が聞き漏らしたかも知れないと思い、新郎本人には内容を確認ないこと。友人同士で事前に待ち合わせをして会場に向かうことが少ない。という理由も相まって、結婚式当日に招待していないゲストが来てしまうことになります。
式場側は当日、急遽お席を用意したり親族の引き出物をお渡しすることで、その場を切り抜けますが、結婚式後に新郎新婦がもめる確率が高いトラブルのひとつです。
結婚式では「お世話になっている人たちに、感謝の気持ちを込めたおもてなしをしたい」と考えている人が多いもの。ゲストへの失礼がないように、また今後も続いていくお付き合いにひびが入らないように、丁寧に準備をするよう心がけましょう。