新型コロナウイルスの影響により、『結婚式』というハレの日が“不要不急”と言わてしまうこともある今……。これからの新郎新婦は、ゲストへ感謝の気持ちを伝えたいという思いの一方で、彼らの不安な気持ちも考慮しなければなりません。そこで今回は、ある調査(※1)で分かった、ゲスト側の本音をピックアップします。
※1 情報提供元(外部リンク):9月以降結婚式に「出席」と回答したのは全体の82%、全体の半数以上が年内に結婚式参列予定と回答。「コロナ禍の結婚式」について1139名の女性に調査しました。/冒険社プラコレ
今年の3月~5月の間には、招待状のほとんどが『欠席』の返事で戻ってきたり、結婚式直前にドタキャンが相次いだという新郎新婦の声がたくさん聞こえてきました。また、実際に結婚式に出席することを悩んだり、欠席する人が3割以上いたことも分かっています(既報)。ではこの秋以降、現状はどう変化しているでしょう?
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コロナ禍で結婚式に招待されること、どう思う?ゲストの本音を大調査!
9月以降に結婚式への招待状が届いた人たちの、8割以上が『出席』と返信したことが分かりました。『欠席』と返事をした人は2割以下となり、その割合は春に比べて約10%もダウンしたことになります。
●結婚式場が感染対策をきちんとしていると思うし、例えば居酒屋など知らない人がいる大勢いる場所に行くより参列者すべての情報がわかっている結婚式の方が安全と判断した。
●現時点で結婚式関連のクラスター発生は聞かず、ガイドラインで感染対策もしっかりとしていると感じる。
●妊娠中で県外に出るのは少し怖いため。
●職場のルールで4名以上の会食を禁止されているため。
●コロナというより、小さな赤ちゃんがいるので断りました。
このように欠席を選んだ人の中には、“妊娠”や“仕事上のルール”が影響した人が多くみられたようです。
つまり今、結婚式を挙げること自体を否定的に捉えられることは少なくなってきたと言えそうです。
また『Go toキャンペーン』が始まり、人の動きが活発になってきました。コロナ対策を行いながらの社会活動が活性化し始めた今、過半数が実際に結婚式に参列したり、年内に結婚式への参列予定があることもわかりました。
『ニューノーマル』という言葉が一般的になってきたのと同時に、多くの結婚式場・婚礼施設が感染対策を実施しています。公益社団法人日本ブライダル文化振興協会によってガイドラインが定められている(※2)ため、それに沿った演出を取り入れているのです。
また、個々で感染対策を行っている人も見られます。
●アルコールジェルを持ち歩きます!
●食事中はなるべく話さず、正面に座ることを避ける
●妊娠中なので挙式のみ出席し、披露宴はでません。
●できる限りのソーシャルディスタンスを保ちます!
コロナ禍の結婚式であっても、結婚式場やゲストは新郎新婦への祝福の気持ちを第一にしていることに変わりありません。今、安心・安全に1日を過ごすことが、その意思表示のひとつであるとも言えるでしょう。
※2 公益社団法人日本ブライダル文化振興協会が定めるガイドライン(外部リンク)
結婚式場業「新型コロナウイルス感染拡大防止ガイドライン」の策定にあたり
少しずつ世の中が新型コロナウイルスとの付き合い方を学びはじめ、まさに『Withコロナ』の時代に突入したと言える今。結婚式が“不要不急”ではなく、大切な人たちを思いやる機会のひとつとして迎え入れられようとしています。さまざまな価値観を受け入れ、モラルを持った行動を求められるシチュエーションではありますが、こんな時世だからこそ『笑顔になれること』や『喜べること』を大切にしたいですよね。
【調査概要】
表題:「withコロナ時代の結婚式」に関する実態調査
調査主体:プラコレウェディング
調査方法:Instagram ストーリーズ
調査期間:2020年10月6日~10月7日
有効回答:1133名