ふたりの結婚が決まったら、両家挨拶を済ませ、顔合わせ食事会をセッティング、という流れをとるカップルがほとんどだと思います。
顔合わせ食事会は、ふたりとそれぞれの家族が一堂に会する初めての機会。とても重要な日となりますが、その分緊張したり、段取りに手間どうことも……。
今回の記事では、顔合わせ食事会での失敗談をご紹介します。この失敗から学ぶことも多いはず!
そもそも顔合わせ食事会は、どのくらいの割合で実施されているのでしょうか?全国でウェディングプロデュースを手がける婚礼大手の株式会社テイクアンドギヴ・ニーズが発表したデータによると、顔合わせ食事会は、96%とほとんどのカップルで実施していることがわかります。
また、顔合わせ食事会を実施したというカップルに、「両家顔合わせにかかった費用は一人あたりいくらか」を聞いたところ、「1万円~2万円以内(34%)」が一番多い結果に。一人あたりの費用が1万円以上の方は計69%と、両家顔合わせには一般的に考えられる1回の外食費用よりも比較的高額傾向であることがわかります。
次に「両家顔合わせに使用した場所」について、一番多かったのが「料亭(個室)(56%)」、次いで「レストラン(個室)(24%)」と、80%が個室で行ったと回答しました。
また、「両家顔合わせに使用したお店のジャンル」を聞くと、「和食(75%)」が圧倒的に人気という結果になっています。
「料亭での顔合わせ食事会。服装の相談をしなかったため、自分の母親は和服、彼の母親はスーツ、というチグハグな感じに……」
それぞれの親に服装の相談をせず、当日会ってみたら服装の格が違った、というのはお互いに「申し訳ない」という気持ちになってしまうので、要注意。
ふたりから予め服装について話しておいた方が◎。例えば、「ジャケットは着てきて」「フォーマルになりすぎなくていいから」「カジュアルなレストランだから普段着でいいよ」など。ふたりが連絡役になって進めるようにしましょう。
「地方から出てくる彼の親は地元の手土産を持ってきてくれたが、私の親は手ぶら……。恥ずかしかった」
住んでいる地域によって、手土産や贈り物への感覚が異なることも。手土産を持っていくかどうか、事前に相談しておくと安心です。
手土産を持っていくということであれば、大体の価格もお互いで決めてしまった方がいいでしょう。
「食事の最中に何度も無言になる場面があって気まずかった。予め話す内容を考えていけばよかった」
顔合わせ食事会では、ふたりはもちろん、親御様も緊張しています。進行役になったり話を回すのはふたりの役目だと考え、話す内容を大まかに決めていくといいでしょう。
話す内容としては、お互いの小さい頃の話を親御様に聞いたり、もし親御様に共通の趣味があればその話をするのもいいですね。また、結婚式の実施を考えているなら、この場でふたりの意向を伝えたり、親御様に意見を伺ったりするのもありです。
「自分たちで払おうと思っていたが、タイミングが出遅れてしまい、彼のお父さんに払ってもらってしまった……」
費用負担のパターンとしては、「ふたりが払う」「両家それぞれが家族の分を払う」「どちらかの家が払う(新郎側であることが多い)」の3パターンが考えられます。
顔合わせ食事会のお支払いを誰がするかは、会の前に決めておくこと。そして決まったことは、会の前に両家に伝えておきましょう。
どちらかの家が払うという場合も、後々揉め事にならないようにきちんと理由を話しておくように。このパターンの場合、新郎側が払うということが多いようですが、それは「結納をしない代わりに」というから。きちんと新婦側の親御さんに伝え、両家が納得する形で進めましょう。
顔合わせ食事会の失敗談をご紹介しました。どの失敗談の対処策としては、「予め両家と相談しながら進めること」です。
結婚は家と家の結びつきです。結婚式だけでなく、顔合わせ食事会からすでに両家族の繋がりは始まっていくのですね。