2020年9月4日

コロナと結婚式の関係は?新郎新婦たちのコロナ前&後を比べてみた!

新型コロナウィルスの影響を受け、今、大きな変革を求められている結婚式……。新郎新婦にとって『コロナ前』と『コロナ後』には、どのように意識が移り変わっていったのでしょうか? ある調査(※)で分かった、思考の変化をまとめてみました。

※情報提供元(外部リンク):プラコレ、コロナ前後の結婚式に関する意識調査を実施【22,198組が回答】。フォト婚が前年同期比約3倍、開放感ある結婚式場が人気。招待人数は平均70名から40名へ減少思考。/冒険社プラコレ

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慎重に考えるべきは『時期』と『規模』

《コロナ前》
《コロナ後》

調査によれば、コロナ前に国内結婚式(披露宴あり)を行う新郎新婦は59.4%いたのに対し、コロナ後は56.6%と約4%減少しています。4%と聞くと「あれ、意外と減っていない!?」と感じませんか? しかし求める結婚式の内容が変化しており、

●コロナが落ち着いたら結婚式をしたい
●人数を減らして結婚式したい

と考える人が多くなりました。そして、コロナ前と同じ形で結婚式を挙げられないという現実と向き合ったとき、

●ウエディングドレスだけでも着用したい
●ドレス姿を祖父母や両親に見せたい

という思いを持つ新郎新婦が増加しました。その結果『フォトウエディングをしたい』と考えるカップルが3倍にも! 一方で、1.5次会や2次会を希望するカップルは大幅に減少しました。感染リスクが高まる『密』を避けることが重視されていることが分かります。

 

選ばれている『少人数ウエディング』

《コロナ前》
《コロナ後》

コロナ前、結婚式へ招待するゲスト数の平均は70名前後で、40名以下で行われるものは約40%ほどでした。しかしコロナ後には約46%にアップ。結婚式場が感染対策を行っており、『密』を避けた結婚式に変化していることが一因と言えるでしょう。その他にも、

●「挙式や披露宴は行わず、ウエディングフォトだけでもできればと思っています」
●「家族親族だけにでも花嫁姿を見せて、感謝の気持ちを伝えたい」
●「契約していた式場のコロナ対応にショックを受け、キャンセル。1から式場探しをします」

という声があり、結婚式そのものを縮小する動きが多く見られました。

 

『費用面』はコロナによる変化なし!

《コロナ前》
《コロナ後》

結婚式にかける費用については、コロナ前・コロナ後で大きな変化はありませんでした。

●「人数は少なくても構わないので、おもてなしをしたい。親や友達、親戚にお礼を伝えたい」
●「お料理やおもてなしを大事にしたい。ゲストに感謝の気持ちが伝わるパーティーが希望」

という、お世話になった方々へのおもてなしと感謝の気持ちを伝えることを重視した内容になっています。また、

●「装飾などにこだわりたいけど、コストを抑えるために手作りを取り入れたい」

という意見も挙がり、DIYのニーズもさほど変化していないことがわかりました。

 

結婚式のキーワードは『解放感』

《コロナ前》
《コロナ後》

新郎新婦が希望する『結婚式の雰囲気』は、コロナの前と後それぞれで『ナチュラル・解放感がある』スタイルが最も人気の高い結果となっています。そしてこのスタイルを支持する人の割合は、コロナ後は約5%増。

これは大きな窓を開放できる(=換気ができる)ことや、テラスを利用できるなど『3密を避けた結婚式』に注目が集まっているのが理由と考えられています。また、ゲスト同士の座る間隔を十分に確保できる会場や1日貸切にできる会場なども選ばれている傾向があり、不特定多数の方と一緒に過ごすタイミングを最小限にするよう心がけている様子もうかがえました。

 

まとめ

『コロナ前後の結婚式事情』について、比較をしてみました。今は結婚式そのものに変化を強いられている状況ですが、そこに集う大切な人たちへの感謝の気持ちは変わらないもの。当日を安心・安全に迎えるための準備が必要になったことが分かります。伝えたい気持ちを我慢するばかりではなく、新しい形に進化させながら表現することも選択肢のひとつと言えるでしょう。

 

【調査概要】
表題:「コロナ前後の結婚式事情」に関する実態調査
調査主体:プラコレウェディング
調査方法:ウェディング診断への回答
調査期間:2019年4月1日~6月31日/2020年4月1日~6月31日
有効回答:合計22,198組