入門編1~そもそもブライダルフェアとは?

 

1.ブライダルフェアって何?

婚約し、挙式することが決まった場合、まず考えるのがどこで結婚式を行うかということですよね。
今はさまざまな情報がありますので、式場を探すことはそれほど難しくはありませんが、逆に選択肢が増えることで選ぶのに迷ってしまう人も多いでしょう。そんなときに活用したいのがブライダルフェアです。

ブライダルフェアとは・・・・

それぞれの式場が行っているイベントで、その結婚式場内の施設を事前に見学できるもの。大きなフェアだとモデルを使って模擬挙式や模擬披露宴なども行われるので、実際に挙式で使われる会場や披露宴会場などを見ることもできますし、披露宴で振舞われる婚礼料理の試食をすることもできます。また、ドレスの試着会を実施している式場もあるので、より自分たちの結婚式を明確にイメージすることが可能になります。
ここでは、初めてブライダルフェアに参加しようと考えている人向けに、フェアへの申し込み方から当日の流れ、注意すべきポイントなどまでくわしく解説していきます。

 

2.ブライダルフェアの申し込み方

まずはブライダルフェアを行っている結婚式場を選ぶことから始めます。今はさまざまな情報サイトや情報誌がありますので、それらを活用すれば、場所や日程、フェアの内容、式場のタイプなどから希望に合ったフェアを探すことができるでしょう。
申し込みは最近はネットでできるところが増えています。申し込みのページから必要事項を記入すれば簡単に申し込めます。また、電話で申し込みを受け付けている式場もありますので、希望の日を伝えて申し込みを行ってください。

あとは当日、二人で足を運べばいいだけです。

 

3.ブライダルフェア当日の流れ

受付、アンケ―ト記入

当日、会場についたらまず受付を行います。ここでほとんどの会場で行われるのがアンケート用紙への記入。結婚式の希望の日取り、式のタイプ、ゲストの人数や予算など、今現在、考えている範囲で答えられる限り具体的に記入しましょう。このアンケートを元に相談会を行いますので、希望をしっかり伝えることが大事になります。

会場見学

挙式当日に使用されるチャペルや披露宴会場などを見学します。会場の雰囲気だけではなく、装やテーブル上のディスプレイなどにも注目して見るようにしましょう。

ドレス試着

和装やドレスなど、実際にレンタルができる衣装を見ることができます。会場の雰囲気に合わせつつ、自分の好みの衣装があるかをしっかり確認してください。また、ぜひ試着もしてみましょう。より結婚式へのイメージが湧き、気分も高まることでしょう。衣装のレンタルは予約が必要な場合がほとんど。もしどうしても着たいドレスがある場合には確認を。

模擬結婚式への参加

モデルの新郎新婦による模擬挙式を実際のチャペルなどを使って行います。それをゲスト席から見学し、挙式の流れや会場の雰囲気などを客観的に見ることができます。自分たちの結婚式を想像しながら、音楽や照明、演出などの細かい部分をしっかりチェックしてください。

模擬披露宴への参加

挙式後に行われる披露宴を招待客目線で体験できる模擬披露宴。こちらも一般的な披露宴と同様の進行で行われます。披露宴の流れや会場の雰囲気はもちろん、音響や装飾、演出などまですべてを知ることができます。この模擬披露宴を体験することで、より具体的に自分たちの結婚式をイメージできるようになるでしょう。

婚礼料理の試食

披露宴にゲストとして招かれた場合、最も話題になるのが婚礼料理。自分たちの披露宴では「こんな感じにしたい」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。ここでは、そんな婚礼料理の試食ができます。メニュー味も大事ですが、スタッフの対応や供されるタイミングなどもゲスト目線でチェックをしてください。

結婚式用のアイテム見学

結婚式で使われる引き出物や招待状、当日テーブルに置かれる式次第や席表などのさまざまなアイテムが会場内にディスプレイされていますので、ここもしっかり確認しましょう。どんなラインナップがあるのか、価格はどのくらいなのかなどをチェックしておけば、ほかの会場との比較もできます。また、引き出物の持ち込みを考えている場合には料金の有無なども要確認。

相談会

最後に行われるのがウェディングプランナーとの相談会です。この会場で結婚式を行う場合のプランを考え、費用などの見積もりも行ってくれます。ここではより具体的な希望を伝えます。結婚式ではほんの些細なことでも料金が発生することがありますので、「こうしたい」だけではなく「これは必要無い」ということを伝えることも肝心です。

 

4.ブライダルフェアの料金は?

結婚式場が行っているイベントのブライダルフェアは基本的に無料のものがほとんどです。ただし、婚礼料理の試食会は一部、有料になっていることもあります。それでも通常料金よりも割安の料金設定のところが多いでしょう。

5.ブライダルフェアに参加する場合の注意するポイント

・事前に準備

「結婚式と言っても何から決めればいいのか分からない」という人も多いでしょう。ブライダルフェアはそんな二人により具体的に結婚式をイメージするのはとてもよい機会です。模擬挙式や模擬披露宴、衣装の試着などを行えば、漠然としていた希望もより明確になってくることでしょう。しかし、準備期間がしっかり取れる人はそれでも構いませんが、そうではない場合、何も決まっていない状態でフェアに行くのは少し勿体ないですよね。なので、フェア参加前にできる範囲で二人で話し合っておくことが大切です。たとえば、日程や希望の挙式タイプ、招待客の人数、費用などは最低限でも決めておくと相談会でもより具体的な相談ができるでしょう。また、お互いの両親の意向も聞いておくといいですね。

・その場で申し込まない

ほとんどの会場で、フェア当日に申し込みをして成約すれば割引になるなどの特典が用意されています。もちろん、その会場がとても気に入って、ほかは考えられないという場合にはそれでもいいでしょう。しかし、ほかの会場のフェアに申し込みをしている場合や、もっと比較をしたいという場合には、その場での申し込みは避けましょう。ただし、人気のある会場や日程などはすぐに希望の日が埋まってしまうこともあります。そういう場合には、仮予約をすることも可能です。仮予約期間中にほかの会場を周ったり、両親などとの相談を行えばいいのです。仮予約期間は会場によって異なりますが、だいたい1週間~10日間ほどで、その間ならキャンセル料も発生しません。

・詰め込み過ぎない

やっと二人のスケジュールが合ったからといって、1日に何軒もフェアを周ろうとするのはNGです。館内を見学して相談だけのフェアでも所用時間は2、3時間、模擬挙式や披露宴、試食会などまでがあるフェアだと3、4時間かかる場合があります。1箇所だけでもチェック項目は多く、意外と気を遣います。あまり詰め込み過ぎてしまうと、ちゃんとした判断ができなくなってしまう可能性もありますので、要注意です。

6.フェアの探し方
 
▼結婚式場のタイプ▼

結婚式場にはさまざまなタイプがあります。自分の希望に合った会場選びがまず第一歩になります。

ホテル

少しフォーマルなウェディングが行えます。遠方から来る親戚や招待客が多い場合などは、そのまま宿泊できるのも便利。

結婚式場

結婚式専門の施設。教会や神殿なども備え、あらゆるタイプの挙式に対応してくれます。また、パーティースペースも充実していると ころが多く、招待客の人数に合わせて選ぶことができます。専門スタッフによるさまざまな提案もあり、こだわりの結婚式を可能にしてくれます。

レストランやガーデン

最近増えてきているのが挙式は人前で行い、料理重視の披露パーティーを行うカップル。この時に選ばれるのが有名シェフなどが いるレストランや、美しいガーデンを備えているレストランなどです。招待客との会話を楽しんだり、おいしい料理を堪能できるので、ゲストからの評判も いいようです。

 
▼ブライダルフェアのタイプ▼

さらにブライダルフェアにもタイプがあります。週末しかお休みがない人でも、逆に週末休めない人でも参加できるフェアが用意されていますので、二人の都合に合わせて選びましょう。

週末  平日はお仕事というカップルにおすすめ。週末にデート気分で一緒に行くのもいいでしょう。ただし、週末や祝日には実際に結婚式の予約が入っていて、希望の会場の見学ができないこともあります
平日 平日に休みがある、取れるといカップルには平日のフェアがおすすめです。比較的、空いているので、しっかり施設見学もできますし、担当のプランナーともゆっくり相談することができます。
朝や夜

どうしても二人の休みの予定が合わなかったり、週末は別の準備に充てたいというカップルには、午前中の早めの時間や夕方から夜にかけて行われているフェアもあります。

午前中の場合には、実際の披露宴の準備を行っている会場を見学できたり、夜は美しくライトアップされたチャペルなどを見学できます。また、夜のフェアで試食会がある場合には、仕事の後のディナーデート気分で参加できるメリットも。

 

何が体験できるのか?

一口にブライダルフェアと言っても、その内容は会場毎に変わってきます。上記のようにフルコースで体験できるフェアもあれば、施設見学だけという会場も。1日でいくつかの会場を回りたいと思ってい場合は、フルコースでの体験ができるフェアばかり選んでいては疲れ切ってしまうので、組み合わせを考えて回ることをおすすめします。また、なるべく場所が近い会場を選び、効率よくスケジュールを組みましょう。

こうした式場やブライダルフェアのタイプから自分の希望に近い会場のフェアを探して参加するのがいいでしょう。

>>>入門編2~ブライダルフェアに行く前にへ続く
bridal