2020年10月27日

コロナ禍の結婚式に求められる決断とは?新郎新婦の本音をリサーチ!

新型コロナウイルスが結婚式へ与える影響は大きく、多くの結婚式場や新郎新婦が“やるか”“やらないか”の決断を迫られたり、その対応に追われたりしました。ここでは調査(※)でわかった、コロナ禍における新郎新婦の動きや今後の予定についてご紹介します。

※情報提供元(外部リンク):92%の新郎新婦が結婚式の延期・中止の決断!コロナ禍における挙式予定の新郎新婦343組に調査を実施しました/株式会社Colors

 

慎重な判断を求められた春夏の結婚式

調査ではまず、2020年3月~8月に実施予定としていた結婚式について尋ねました。

3月~8月に結婚式を挙げる予定だった新郎新婦の半数以上となる、約54%の人たちが『延期』を決断したことが分かりました。『キャンセルした』という新郎新婦は38%。

万が一コロナに感染した場合、重篤化しやすい高齢者やクラスター発生の懸念がある職場同僚などが参列しにくい状況下であったこと。授かり婚では、母子の健康に対する不安が大きかったことなども影響して、90%以上の新郎新婦が結婚式を予定通りには実施しなかったのが現状だったのです。

また結婚式を延期した新郎新婦の約70%が『延期費用は無料だった』ということもわかりました。基本的には結婚式の延期には手数料が発生するものですが、コロナ禍では『キャンセルではなく延期』というケースに限り、結婚式場側の厚意で無料措置が取られたようです。

 

『延期』を選択した新郎新婦の心境は?

延期した結婚式の日程が迫っても、コロナが収束していない場合について聞いてみました。

80%以上の新郎新婦が『結婚式の再延期を検討する』と回答。挙げるなら「コロナ収束後に万全の体制で!」と思っている様子がうかがえます。

結婚式を延期した方の心境
●考えるだけで涙が出てきてしまい、周りから「式はどうするの?」と聞かれるのが苦痛以外の何者でもありません。
●(相手と)長く付き合ってきたのでコロナごときで結婚を遅らせたくなかった。「何故、今なんだろう…」とショックだった。
●正直すごくショックでした。招待状とかも全て出して、みんな来てくれると言う返事をくれていた直後だったので。
●式を挙げる日への思い入れもあったので、コロナの影響で理想の挙式日に挙げれなくなった事がショックです。

 

結婚式の『中止』で費用は発生した?

一方で、結婚式をキャンセルした新郎新婦も……。彼らには、キャンセル料の有無や心境を聞いてみました。

結婚式を中止した新郎新婦の65%以上が、キャンセル料を支払っていたことが分かりました。キャンセル料の平均額は677,813円で、中には200万円以上の費用を請求されるケースも!

結婚式の中止という苦渋の決断をしなければならなかった背景にあわせて、さらに高額なキャンセル料まで支払わなければいけなかった人もいる……という、辛く厳しい現実が浮き彫りになりました。

結婚式を中止した方の心境
●入籍をして結婚のイベントを楽しみにしていただけに、今回のキャンセルの決断は非常にショックが大きく、立ち直るのにも時間がかかりました。
●コロナ拡大のなかで、来ていただく親族や医療関係等を考慮し、また不安な気持ちを抱えての結婚式は行いたくなかったので今回はキャンセルを決断しました。
●父親の病気の関係で、遅くとも今年の秋までには結婚式を挙げる必要が、年内にコロナウイルスが終息するとも考えられない為中止し、キャンセル費用で200万円支払いました。
●新型コロナウイルスの対応に関して、結婚式場への不信感が拭えないため中止した。

 

まとめ

コロナ禍での結婚式には、お世話になった人たちへの配慮を持った決断が求められました。そしてそれは、今も変わりありません。安心と安全を最優先に考えながら、一生の思い出となる1日を、悔いの残らないように作り上げたいものですね。

 

【調査概要】
調査方法:インターネット独自調査
調査期間:2020年8月28日~10月12日
調査対象:343組
2020年3月~8月に結婚式を予定していた新郎新婦様
2020年4月以降に結婚式場を探す予定だった新郎新婦様