2020年7月29日

コロナに負けるな!結婚式に生まれた新しいルールで当日を盛り上げよう

結婚式場を探し始めたり、一軒家貸し切りタイプの式場では結婚式を挙げるカップルが増え始めたのは既報のとおり。そこで今回は、コロナ禍の結婚式において、新郎新婦やゲストの安心・安全のために取り入れられている『新しいルールや演出』をご紹介します。

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最新版!新しいルールや演出の例

『ニューノーマル』『新しい生活様式』の実践が求められる今、結婚式場でも同様の基本的な感染対策を取り入れています。ここでは、そんな新しい結婚式のスタイルを模索している中で生まれた、新常識をいくつかご紹介します。

☑挙式会場のライブ配信!

チャペルや大聖堂などは各結婚式場に1~2か所しかないことが多く、披露宴会場のような収容人数のバリエーションがありません。その中でこれからの挙式では、ソーシャルディスタンスを保つために長椅子を1列抜いたり、6人掛けの椅子に2人しか着席させないなど、収容人数を減らしてゲストの安心・安全を確保することになります。つまり、お招きしたいゲストを、より厳選してお迎えしなければなりません。

そこで提案されているのが、挙式のライブ配信! チャペル等に入場できなかったゲストを披露宴会場にご案内し、スクリーンに生中継される挙式をご覧いただくのです。これは、移動が大変な遠方からお越しいただくゲストに向けても有効な方法。移動によって高まる、新型コロナウィルスへの感染リスクを減らすことも大切です。

 

☑受付の役割は最小限に

披露宴が始まる前に、ゲストの皆さまをお迎えする受付。従来ならば親しいご親戚やご友人の方々にご依頼できていたものですが……。人との直接的な接触があることから、その役割を減らしてゲストの負担を軽減することが大切になってきました。

例えば、

混雑のもとになる芳名帳への記入をなくすため、ゲストカードを事前に送付しておく(当日は改修するだけ)。

・ゲストへお渡しする席次表をなくして、会場の入り口に『エスコートカード(席次カード、席次ボード)』を設置し、人との接触を減らす。

・人が密集する待合室は設けず、ゲストはそのまま披露宴会場へ着席してもらう。

・ご祝儀は事前または事後に、送金サービス等を使って送金していただく。

これまでの結婚式の文化とは異なる面もあり、驚かれる場面があるかも知れませんが、それは「こんなふうにゲストの安全を確保しているんだ」という意識の高さを証明することにもなります。

 

☑空間を仕切るアクリル板を利用

受付や披露宴会場に、装飾を施した透明なアクリル板や厚手のビニールシートを設置して、飛沫感染を予防します。アクリル板は、ゲストがメッセージを書き込んだり、ステッカーなどを貼ってデコレーションを楽しむツールにもなりますよ。

 

☑ガーデンを有効活用!

感染リスクを下げるためには空間の換気も重要だと言われています。ガーデン挙式やガーデンパーティーができる会場なら、こんなときこそ活用しましょう。換気を気にする必要がないし、人の密度を下げることも可能です。

 

対応・対策は結婚式場によって様々

日本中の結婚式場は、独自にルールを設けていたりガイドライン(※)にもとづいた空間作りを実施しています。しかし、何もかもを式場側にまかせっきりにするのはNG! というのも、結婚式場は基本的に、リスクやそれに伴う自社の取り組みを説明してくれるだけ。それに従うかどうか、実施するかどうかは、新郎新婦の判断にゆだねられている状態です。つまり、新郎新婦側が「私たちはスカスカな披露宴会場は絶対にイヤ!」と言えば、プランナーはそれを実現するために会場作りをせざるを得ないのです。

ゲストや式場のスタッフたちの安心・安全を守れるのは、新郎新婦自身なのだということを肝に銘じておきましょう。

※参考資料(外部リンク):結婚式場業「新型コロナウィルス感染拡大防止ガイドライン」/公益社団法人 日本ブライダル文化振興協会

 

まとめ

時々刻々と変化する現状に合わせて、結婚式場のルールも変わっている真っ最中。安心・安全に関する判断や取り組みは式場側に一任せず、新郎新婦も積極的に情報収集をして、空間作りに取り組むことが大切です。