2019年10月31日

2020年代は「むすびめ婚」の時代へ 「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」

ふたりを中心に新しいコミュニティが誕生

今年も「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」が発表され、記者発表会に参加しました。
この調査は株式会社リクルートマーケティングパートナーズが毎年行っているもので、結婚式の招待客数の推移や費用の内訳など様々な項目についてアンケートを実施し、その特徴を分析、最新のトレンドを紹介しています。

■費用と招待客数について
招待客1人あたりの費用について、今年の平均は7.6万円(首都圏のデータ)と年々増加傾向に。ただし、招待客数の平均が63.5人と年々減っているため、総額は平均377.9万円で例年と同じぐらいになっているそうです。

■令和時代結婚式のトレンド

アイルランナーをふたりで歩いてこれまでの人生をたどる

1.今までを人生を振り返り肯定する演出
これまで歩んできた人生(ルーツ)をたどる演出が最近のトレンドだそうです。
具体的にはプロフィールブックやムービー、思い出の場所での別撮り、アイルランナー(バージンロードに敷かれた長いカーペット)に自分の年表を入れるなどで、結婚式をこれまでのように「列席者に感謝を伝えるという場」だけではなく、「人生を振り返り、生き方を再認識する場」として捉えられてきているのが要因だそうです。ちなみに調査によると結婚式を通して自分の人生が好きになった人は全体の80%もいたそうです。

神父役はふたりにとって大切な人にお願いする

2.自分たちを応援してもらう演出
ふたりの選択を認めてもらい、応援してもらうタイプの演出も増えてきているそうです。
例えば、友人ゲストからの問いかけに答えて誓いの言葉にしたり、大切な人に神父役をお願いしたり、ゲスト全員から承認のサインをもらったりなど、出席してくれたゲストにも参加してもらい一緒に結婚式を盛り上げます。
また、新郎新婦の両親の役割もかなり変わってきており、新婦親からのベールダウン、新郎親からのジャケットセレモニーなどが、新たに定着してきているそうです。

ゲスト参加型の結婚式がトレンド

3.ふたりを中心に新しいコミュニティを作る基盤
新郎新婦との関係はもちろん、参加者同士のつながりを深める演出も増えてきているとのこと。
例えば、席次表は名前が記入されているだけでしたが、そこに簡単なプロフィールをつけて、同じテーブルの人がどういった人なのかを紹介することで、ゲスト同士で会話を増やすきっかけ作りにするなど、意識的につながる機会をもうけているそうです。
また、親同士でファーストバイトのお手本をしてみたり、両家の父親同士のファーストバイトをしたりなど、遊び心のある演出も増えてきているとか。

2人とゲストとの関係性(むすびめ)が強くなる日

■2020年代はむすびめ婚へ
「結婚式」は、お世話になった両親やゲストの方々に、これから家族になるパートナーをお披露目する場所ということだけではなく、特別な1日を通じて、2人とゲストとの関係性(むすびめ)が強くなる日という捉え方をしているカップルが、増えてきているそうです。プレ花のみなさんも参考にしてみてはどうでしょうか。

この他にも様々なデータが公開されていますので、興味のある方はご覧になってください。
※ゼクシィ 結婚トレンド調査2019調べより

結婚トレンド調査

http://bridal-souken.net/research_news/trend.html

参考 2018年のトレンド調査
結婚式のスタイルは2派に分裂傾向に!?ゼクシィ結婚トレンド調査から
https://bridalfairsearch.jp/article/20181023/