2020年4月13日

「フリープランナー」とは?結婚式を依頼するために知っておくべきこと

「自分が思い描いた通りの結婚式を挙げたい」「世界中でたったひとつしかない結婚式を挙げたい」など、一生に一度しかない結婚式への強いこだわりを持っている新郎新婦様はいませんか? そんなおふたりは、結婚式を『フリープランナー』と呼ばれる人たちに依頼するのも選択肢のひとつ。そこでここではフリープランナーという人たちが、結婚式場にいるウェディングプランナーとどんなところが違うのかを解説します。

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フリープランナーってどんな人?

一般的に、フリープランナーというのは『結婚式場(≒企業)の垣根を越えて、新郎新婦が望むスタイルの結婚式を作り上げる人たち』のことを指します。決まった結婚式場に所属しているウェディングプランナーは、自分自身が所属している(≒勤めている)式場を使った結婚式しか提案ができないし、招待状や装花、会場装飾なども式場側が契約・提携している企業とのアイテムを使用することが前提です。

しかしフリープランナーには、その垣根がありません。新郎新婦様が描く結婚式が叶えられる場所を選ぶことや、その結婚式のコンセプトに合わせたアイテムを使って空間づくりをすることが可能です。そのため、カップルごとの結婚式コンセプトを考えてくれたり、野球好きのカップルが野球場で結婚式を挙げたい場合などにも相談できるのが特徴です。

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ただフリープランナーの数は少なく、ウェディングプランナー全体の1~2割程度。フリープランナー本人が窓口となっているケースもあれば、企業とエージェント契約をしたうえでプランナー業務にあたっている人もいます。

 

どんな人たちがどんな結婚式を依頼しているの?

結婚式を挙げる新郎新婦様なら誰でも、フリープランナーに結婚式を依頼することができます。前述のように彼らには、結婚式のコンセプト設計から依頼をしたり、おふたりのリクエストに合った結婚式会場を手配してもらったりすることが可能です。

フリープランナーが得意とするのは『コンセプトウェディング』と呼ばれる、新郎新婦様ごとに合わせたテーマを持たせた結婚式。フリープランナーそれぞれに得意とするテーマを持っているはずなので、おふたりがぼんやりと描いている結婚式のイメージをもとにプランナー探しをしてみるとよいでしょう。例えば「リゾート_フリープランナー」「家族_フリープランナー」「手作り_フリープランナー」「運動会_フリープランナー」など、テーマと併せたキーワード検索から始めてみるのがおすすめです。フリープランナーなら、ざっくりとしたキーワードの中から丁寧なヒアリングをもとにして、おふたりだけの結婚式プランを提案してくれるはず♡

 

フリープランナーに依頼するということ

おふたりが考える結婚式を、結婚式場の枠にとらわれることなく実現してくれるのがフリープランナー。では彼らに依頼する際の、メリット・デメリットをご紹介します。

☑ メリット

★打ち合わせをする「人」が変わらない
結婚式場に所属するウェディングプランナーとやり取りをする場合、メインとなる担当者はいるのですが、打ち合わせの段階ごとに装花担当者や音響担当者、引き出物担当者などが登場し、それぞれのスタッフと話し合いを進めていくことになります。しかしフリープランナーの場合は、基本的にその人としか打ち合わせをしません。そのため、より統一性がある結婚式が叶えられるのです。

★場所やアイテムの選択肢が幅広くなる
新郎新婦様の思い出の場所で結婚式を挙げたい人は、会場選びの選択肢を広げるために。自分たちだけの結婚式にこだわりたい人は、よりオリジナリティ溢れるコンセプト作りをするために。フリープランナーとの結婚式なら、既存の結婚式の枠を飛び越えた1日を作り上げることが可能になります。

★お金のかけどころを明確にできる
結婚式にかかる費用には、挙式料や会場使用料、音響・照明料など節約できないものがあります。例えば「とびっきり贅沢なウェディングドレスを着たいから、おもてなしにはこだわらない」というとき、新郎新婦様によってはそれが不経済だと感じますよね。事前にお金をかけたい部分と、そうでない部分を明確に伝えておくことで、自分たちなりに予算を管理できるのがよい点です。

★精神面を支えてくれる
打ち合わせや準備が細部にわたるため、お互いのために費やす時間が長いのがフリープランナーと結婚式を作り上げるときの特徴です。また、お金の話や自分の人生についても詳しく伝えることになり、より親密な関係になるのもポイント。結婚式が迫るにつれてストレスが溜まってきたときに、精神的なフォローをしてくれるはずです。

 

☑ デメリット

★有名な結婚式場は使えないことが多い
人気のある結婚式場や、全国に結婚式場を持つ大手企業が運営している式場では、フリープランナーからの依頼で会場を貸すことはほとんどありません。そういう場合は、その会場に所属しているウェディングプランナーを使って欲しい、という意味です。
大手結婚式場では、結婚式場間をまたいでウェディングプランナーを指名できるケースもあるので、気になるプランナーがいるときには会場に相談してみてもよいでしょう。

★人気のあるプランナーは予約が取りにくい
人気のあるフリープランナーは常に予約でいっぱい! そのため、新郎新婦様が希望する日程での結婚式が叶わないこともザラです。「絶対にこの人にお願いしたい!」と思う場合は、日取りの相談が大きなハードルになることを心得ておきましょう。

★オーソドックスな結婚式には向いていない
例えば、身近な人たちを集めて食事会をしたいとか、個性的な演出は必要ないと思っている新郎新婦様には、フリープランナーと作り上げる結婚式は不向き。結婚式にどれくらいオリジナリティを取り入れたいのか、本当に結婚式場ではその1日は叶えられないのかを、事前にきちんと考えてみましょう。

★予算を事前に把握しにくい
結婚式をゼロから作り上げることが、フリープランナーに結婚式を依頼する最大の目的。結婚式場のプランナーなら、会場ごとに決目られている料金表をもとに見積もり書を作れますが、フリープランナーの場合、会場候補地となる場所に使用料や実施の可否を問い合わせるところから始めなければなりません。すべての準備がこのように進んでいくため、事前に予算を把握することが難しいと言えるでしょう。

 

まとめ

「自ら結婚式を作り上げたい!」と思える新郎新婦様なら、選択肢や可能性が無限に広がるフリープランナーに依頼してみるのも手。逆に言えば、結婚式場にいるプランナーは、結婚式のイメージがなかなか描けない新郎新婦様に、ある程度決まった選択肢の中から、最良の判断をサポートしてくれるプロ。まずは自分たちの結婚式を想像してみて、どちらがよさそうなのかを考えてみて。