結婚前に貯金はいくら必要?指輪や結婚式の費用を確認して備えよう!
結婚が決まって、現実的に考えることといえば「お金」のことではないでしょうか。結婚式を行うにせよ、指輪を購入するにせよ、一緒に住み始めるにせよ、やはりお金なしには進みませんよね。
そして、多くの人は結婚というライフイベントを初めて迎えるわけですので、「いくらお金があれば大丈夫なのだろうか、今ある貯金で足りるのか…」など頭を悩ませるかもしれません。
結婚前には、いくら貯金があればいいのでしょうか?実際に結婚にかかる費用を考えながら、解説していきます。
そもそも、みんないくら貯金してるの?
金融広報中央委員会の平成30年「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯)」によると、20代の貯金額は以下のようになっています。
100万円未満……27.0%
100~500万円…19.7%
500~1000万円…3.7%
1000万円以上…1.7%
中央値…………5万円
独身の頃の貯金額の中央値は、5万円ということになりました。そう考えると、貯金がほとんどできていない人も多いということがわかります。
結婚には何にいくらお金がかかる?
具体的に結婚には何にいくらお金がかかるのでしょうか?リクルートが発表している結婚トレンド調査から、それぞれの平均費用をみていきましょう。
結婚式
全国平均357.5万円。こちらは、挙式と披露宴に加え、お料理、ドリンク、ドレスなど結婚式にかかるすべての費用を表しています。
結婚式費用の総額が357.5万円とすると、貯金しておきたい金額はふたりで200万円ほど。招待するゲストの人数にもよりますが、あとはご祝儀や、親からの援助でまかなえるでしょう。
結婚指輪
ふたりが結婚したという証となる結婚指輪。ふたり分の結婚指輪の購入金額で最も多いのが、20~25万円未満です。結婚指輪はふたりで購入するカップル、男性ないし女性が購入するカップルそれぞれです。
ちなみに、婚約指輪などの婚約記念品の費用は30~40万円未満が最多。また、婚約指輪のお返しとして贈る返礼品にかかった費用は30万円以上というのが一番多くなっています。男性も女性も30万円ほどかかると思っていた方がいいでしょう。
両家顔合わせ食事会
ふたりが婚約し結婚が決まったら行う、両家の顔合わせ食事会。費用負担は、ふたりが払う場合、男性側の家が払う場合、女性側の家が払う場合、折半する場合……と様々です。
費用は5~10万円未満が多くなっています。もしふたりで負担する場合は、こちらの金額も用意しておきましょう。
さらに結納をする場合、結納金は100~150万円未満が最多です。ただ、結納金が本人というよりはご家族が用意するものですので、こちらは考えなくても大丈夫です。
新婚旅行
新婚旅行に行きたいというカップルは、新婚旅行の費用も必要になります。お土産代を除くふたり人分の旅行費用は50~60万円未満が最も多くなっています。
新婚旅行先での一番人気は不動のハワイ。ハワイとなると、食事やショッピング、アクティビティも楽しみたいので、旅費とは別にある程度のお金があるといいですね!
新生活費用
これから一緒に住み始めるカップルは、新生活の費用も考えなければなりません。実はここが結構お金がかかるところ。
住んでいる地域、そして想定する家賃にもよりますが、新しい家に住み始めるときには初期費用として「家賃の1~6か月分」が必要です。家賃10万円(引っ越し時に初月と翌月の家賃が必要)、敷金1か月分、礼金1か月分のマンションに引っ越すとすると、初期費用として40万円かかります。そこに家具や家電も購入することになるかもしれません。例えば、ファミリータイプの冷蔵庫ですと20万円ほどします。新生活にかかるお金は、結婚式の実費分くらい考えてもよさそうです。
結婚までに400万円の貯金があれば安心かも!?
上記で、結婚にかかる費用についてお伝えしてきました。ざっとまとめると、結婚までにふたりで400万円の貯金あれば、お金の心配がなく事を進められそうです。
とはいえ、20代の貯金の平均値が5万円ということを考えると、「400万円も…無理」という人も多いでしょう。400万円というのは、あくまで”一気に全部進めた場合”です。
新婚旅行は結婚式から時間をおいて行ってもいいわけですし、新生活は結婚式前にスタートしてもいいわけです。ご紹介した費用を参考に、結婚に関して実施したいこと、欲しいもの、それぞれいつまでにいくら貯金があればいいのか、スケジュールをふたりで話し合ってみてはいかがでしょうか?
もちろん、コツコツとふたりで貯金をしていくことは必要ですよ!
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まとめ
結婚前に貯金は多ければ多いほど、もちろんいいのかもしれません。400万円あれば、結婚式や新婚旅行、新生活も含めてお金の心配はほとんどないでしょう。
一方で、貯金がないからといって結婚を諦めなければいけないということもありません。お金が必要になる時期を計画的にずらせば、何とかなるものです。ふたりで相談しながら、結婚準備を進めていきましょうね!